アクセスランキング
「るいは智を呼ぶ」感想1 : 「fate」プレイ済みの人にお勧め
100%ネタばれですが、自分ですら何書いてるのかわからんので
たぶんプレイしていない人が読んでも何のことやらわからないはず。
一応プレイした後に読んでくれるといいと思うんだな。

この呪われた運命の袋小路から、
私を救い出してくれるのは、誰?



<「幻想強度」のつよいグランドルートとその他>
fateが超クラスの大作であることを確認するためのゲーム。

この作品は、「fate stay/night」第一章 「Fate」のオマージュ。
過不足なくこの表現でこのゲームを表現できる。


すべての道筋は、「セイバー」の聖杯への妄執を断ち切るために存在する。
「セイバー」の魂の救済がこのゲームの目的であり、
主人公の作った「同盟」と「セイバー」の魂のぶつかり合いがこのゲームの最終ゴール。

それを、「士朗」くんのような超人ではなく、一般人が力を合わせて成し遂げた。この一点については、ある意味fate以上に評価されるべき作品だと思います。おかげで、「Fateにおいて士朗君が得たもの」を、個別に分解して理解することができた気がします。

ちなみに、そういう理由のため、
このゲームの結末は、本来一本道で分岐がない。Normalエンドなどあり得ない。
だから、さんざん「選択せよ」という煽りが作品中に登場しますが、
このゲームは、選択の余地なんてないんですよ、本当は。

話の構造上、これ以外の選択肢は、すべて排除されるべきであり、個別ルートも本来「ありえない」のです。 このゲームのグランドデザインと明らかに矛盾するので、素直に楽しめない。

本音を言うと、個別ルートはすごくよく出来てました。おもしろかった。
でも、グランドエンドを見たあと、これは完全に「別のゲーム」として切り離すしかないと思った。
「If」ですらあり得ない、別の設定の作品と割り切るしかないです。個人的には。

このゲームの「本来の姿」を論じることにそれほど意味はないと思います。
「人それぞれの楽しみ方がある」その通りで、作品の受け取り方は人次第。
当たり前ですが、私の受け取り方をほかのプレイヤーに押し付けるつもりはありません
ぶっちゃけるとこんなことをいちいち説明しなけりゃいけない読者さんが、
人のレビューとか読むなよ、とか言いたくなりますがそれはいいわけですねごめんなさい



まぁとりあえず一言。
セイバールートGJ!



<個別ルートの「幻想強度」を高めるには何が必要なんだろう?>
Kanonにおいては、ちゃんと「あゆ」ルートとそれ以外で整合性が取れていた。
Airにおいては、ちゃんと「Air」ルート以外も、しっかり本流とかかわっていた。
CLANNADは、むしろ個別ルートはすべてが必須の存在だった。
たとえグランドルートが選択されなくても、ちゃんと納得することができた。

でも、グランドエンドを用意している作品のほとんどが、個別ルートから偽物感がただよってくる。「ただのサービス」するためにエロゲーというスキームを使うのはもったいない気がする。

別に誰もがこういう風にやれとは言ってません。ただ、「グランドルートが存在する」というゲームデザインに挑戦するなら、シナリオライターにしかるべき覚悟を求めたい。これは、個人的な意見として、今後もずっと言ってくつもりです。







おまけ。
<「同盟」や「群れ」がメインテーマではない>

このゲームは、一見「家族計画」のように、連帯や同盟の素晴らしさを語っているように見える。
確かに、個別ルートではそのように解釈しても一向に問題はない。
しかし、もしそちらが本題だとするなら、このゲームの結末はダメダメである。
故に、作者がそれを目指していたわけではないことがわかる。

なぜなら、家族計画では、計画の目的がちゃんと達成されたのに対し、
このゲームにおいては、同盟の目標がすべてのルートで達成されないから。
主人公はすべての舞台のおぜん立てはするが、最終決断ができなかった。
というか、構造上できないようになっている。

社会の問題点の問題点を指摘はしたが、それらの問題についての解決策の提示は行っていない。
故に、テーマは別のところにあると考えるのが妥当。
日記:エロゲヲタside | 17:44:08 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する