投稿日:2008-05-25 Sun
素直に「面白かった、3年間ありがとう!」とだけ言えばいいのに、こういうKYなことばかり考えている自分がすごく嫌だ。エムゼロの打ち切りを見て、「悟桐勢十郎」思い出した
人によっては「武装錬金」かもしれないけれど、あっちは結局ちゃんと描き切れたイメージがある。
■明稜帝悟桐勢十郎とは
この作品も私は大好きです。10巻まで出ているのですが、今読み返すと9巻の最後でやっと「オヤジ」の家の人間が登場し、ようやく物語が動き始めたと思った瞬間に「終わらない学園生活」というジャンプお得意の打ち切りパターンに持っていかれました。
学園ものはこの打ち切りパターンで違和感なく終了させることができるだけ早く「方向性」を打ち出す必要があるのかもしれませんね・・・。
とはいえ、他のジャンルだったら安心かというとあくまで「自然な終わり方に持っていきにくい」だけで、人気がなければそれまでですが。「タカ●」トいう作品は、打ち切りの危険におびえたためかファンタジー世界に逃げ込みましたが、かえって「らしさ」を失ってしまい、よくわからない超展開のまま消えてしまいました。あれも残念でした・・・。
作者が目指した最終ゴールは「家族」から否定された「悟桐勢十郎」が、学校という生活を守るとする過程で、一人の人間として実存を得て家族のもとに帰還するという形だと思っていますが、このあたりは想像して楽しめ、という形になってしまったわけですね。「悟桐勢十郎」のルーツも終点も描かれなかったこの作品は、ただの学園ドタバタコメディで終わってしまってい、今では「かずはじめファン」じゃないとどういう作品だかあまり記憶に残っていないのではないでしょうか?
エムゼロも全く同様で、主人公の「ルーツ」部分の描写が弱いままの打ち切りであり、一つの完成した作品として語ることが難しく、たぶん時がたってしまうと忘れ去られてしまうと思います。残念。(もっとも、「プリティフェイス」の時から変わっていなければ、叶先生は主人公のルーツをそれほど意識していないかもしれませんが)
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